南軽井沢 Y2邸
長野県, 軽井沢町, 2023年
広大なゴルフ場に隣接して建つ別荘。外観は金属板壁、ルーバーをモノトーンで構成しモダンな印象としている。主な居室は2階レベルに計画し、玄関を入るとリビングのガラス越しにテラス、ゴルフ場が広がる。2つの寝室はリビングをはさんで建物両端にシンメトリーに配置。片持ち構造で宙に張り出し、3面がガラス張りでゴルフ場側への眺望を最大化している。
ウォルナットの木天井はリビング、寝室とガラス越しに連続しており、大屋根が軽やかに浮いているような表現としている。浴室はリビングからもみえ、黒いサウナ小屋がリビングの大空間に入れ子状に組み込まれている。浴室の開口はテラスに対し全開放でき、半露天風呂として機能する。
ガラスや鏡、木天井で構成されたシンプルな構造体に空や緑が映り込無ことで、ゴルフ場の大自然の中に溶け込み、浮遊する非日常の空間をうみ出している。
タイプ |
別荘 |
敷地面積 |
1,148.18㎡ |
延床面積 |
219.65㎡ |
階数 |
地上2階 |
構造 |
鉄骨造 |
南軽井沢 HA邸
長野県, 軽井沢町, 2023年
広大なゴルフ場に隣接して建つ別荘。主な諸室は2階レベルに配置し、アプローチからは玄関ピロティ越しにゴルフ場まで前庭が連続する。前庭にあるB B Qテラスや足湯は別荘でのアクティビティを豊かにし、外階段で2階リビングテラスとつながり、ゴルフコースに面し大開口を開け放てば半露天となるジャグジーに外気浴を楽しめる大きなテラスを付随させている。
プランの中心には、玄関から前庭まで貫いたリビングがある。高さ8mの吹抜け空間には大きな窓を東西に開けている。高い位置にある窓から空の色や雲の流れが目に飛び込んでくる。古材の無垢材を重ねて張った大壁面に映し込まれる光の移ろいが、時間のつくる豊かさを感じさせる。
オープンキッチンカウンターがあるダイニングは、芝生の前庭とテラスデッキに面しさせている。天蓋付きパーティーコーナーやBBQスペースへと連動させ、ゲストと過ごすさまざまな楽しみ方に対応できる。
タイプ |
別荘 |
敷地面積 |
1,081.10㎡ |
延床面積 |
216.48㎡ |
階数 |
地上2階 |
構造 |
RC造+鉄骨造 |
南軽井沢 M邸
長野県, 軽井沢町, 2022年
見晴らす先はゴルフコースという絶好のロケーションに建つ別荘。2階レベルには、ゴルフコースに面し大開口を開け放てば半露天となるジャグジーに外気浴を楽しめる大きなテラスを付随させている。
プランの中心には、玄関から前庭まで貫いたリビングがある。高さ8mの吹抜け空間には大きな窓を東西に開けている。高い位置にある窓から空の色や雲の流れが目に飛び込んでくる。古材の無垢材を重ねて張った大壁面に映し込まれる光の移ろいが、時間のつくる豊かさを感じさせる。
オープンキッチンカウンターがあるダイニングは、芝生の前庭とテラスデッキに面しさせている。天蓋付きパーティーコーナーやBBQスペースへと連動させ、ゲストと過ごすさまざまな楽しみ方に対応できる。
タイプ |
別荘 |
敷地面積 |
1,028.27㎡ |
延床面積 |
204.97㎡ |
階数 |
地上2階 |
構造 |
木造 |
武蔵小山 S邸
東京都, 2022年
東京都内の角地に建つ2世帯住宅。二つの道路に面してそれぞれの玄関を配し、住宅の中心にある2重らせん状の内階段とEVがたて動線をつくる。立体パズルのようにそれぞれの居室を振り分け、1階と2階の半分を親世帯、2階の半分と3階を子世帯としている。家族の団欒の場となるよう、各世帯のリビングに面する2階テラスと地区を一望できる屋上へは両世帯からアクセスできるようにした。外観デザインが単調にならないよう、さまざまな箱が積まれたような立体構成とし、開口部の大きさにも変化を持たせた。両世帯のインテリアで使用する材料や色彩を同一にすることで、どこにいても違和感のない、統一された大きなひとつの邸宅に見せている。
タイプ |
住宅 |
敷地面積 |
181.86㎡ |
延床面積 |
269.97㎡ |
階数 |
地上3階 |
構造 |
RC造 |
矢ケ崎N邸
長野県, 軽井沢町, 2020年
軽井沢東部に位置する稜線の裾野に建つ別荘。
傾斜地の高低差に合わせて部屋を分散して配置した。それぞれの部屋で囲われている庭は、既存樹木や浅間石の石積み擁壁をアクセントとしている。様々な空間が森の中に埋め込まれ、見え隠れすることによって、自然の奥行きをどこにいても感じとることができる。
リビングダイニングの大空間は、無垢の米松材を使ったダイナミックな架構によって覆われている。壁面には自然に晒されてきた古材を張ることで、窓の外に広がる木々の枯れ感と同調させている。照明や家具にも自然の草木をアレンジし、自然がつくり出すぬくもりに包まれる空間をつくり込んだ。
タイプ |
別荘 |
敷地面積 |
2220.66㎡ |
延床面積 |
387.51㎡ |
階数 |
地上1階 |
構造 |
木造 (一部RC造) |
グリーンアート |
BITO Green Flower Creatives |
写真 |
山本 育憲 |
国際交流基金 ヤンゴン日本文化センター
ミャンマー連邦, ヤンゴン市, 2019
ヤンゴンのバハン地区に建つ既存大邸宅をカルチャーセンターへ改修した。周辺にはカンドージ湖や、有名寺院、アウンサンミュージアムなど文化施設が多くあり、落ち着いた雰囲気をもつ。内装はコロニアル様式の特徴を活かし、日本建築の要素も感じられる折衷デザインとした。展示スペースとイベントホールは、間仕切りやソファなどの家具、照明器具の配置を変化させることで、映画、コンサート、展示会など様々なイベントに対応できる。多目的空間となるラウンジには、既存チーク床材を再加工して利用することで温かみのある空間となっている。日本と東南アジアの文化交流の拠点として、新たな発信の場となることを期待している。
国際交流基金 ヤンゴン日本文化センター
タイプ |
オフィス・文化センター(展示 & イベントスペース) |
敷地面積 |
1,400㎡ |
延床面積 |
670㎡ |
階数 |
地上2階 |
構造 |
RC造+一部木造(改修) |
EKITUZI
宮城県, 仙台市, 2017年
仙台駅東口広場の遊休地活用の計画。人が行き交う場所として仙台の発展の要となった『辻』をコンセプトとし、仙台の様々な人、モノ、コトが集まる場所として仙台の魅力を発信する場であり、地域の人々が集い、自らでつくり魅せていく拠点として活用されるような計画とした。辻を構成する道路や交差点のような線を描き、中央の広場を通り抜けしやすいように道をつくり、その道に沿うかたちでテナントを配置している。道路幅をしぼってパースを効かせた効果により、中で展開される店舗、イベントなどが見える範囲を広げ、賑わいの見える顔作りとした。(株式会社 都市設計 との共同設計)
タイプ |
飲食店、物販店 |
敷地面積 |
1,699.75㎡ |
延床面積 |
246.65㎡ |
階数 |
平屋 |
構造 |
鉄骨造 |
オクターブ
大韓民国, ソウル, 2018年
韓国・ソウルでの建築設計競技案。10代の若者を対象とした音楽創作センターの設計とランドスケープの融合が求められた。我々は若者と音楽創作の媒体として機能する、8つのチューブで構成された建築を提案した。チューブ自体を楽器のように見立て、都市や周辺環境に向けて若者の音楽的・創造的な活動を共鳴、増幅させる装置とした。そのリズミカルで有機的な形態は、この地域に活動的な雰囲気をもたらし、象徴的なランドマークとなることも意図した。我々はそれを「オクターブ」と呼ぶことにした。
タイプ |
音楽文化教育センター |
敷地面積 |
1,935㎡ |
延床面積 |
5,140㎡ |
階数 |
地上7階/ 地下1階 |
構造 |
RC造 |
Japan House –wa-
ミャンマー連邦, ヤンゴン市, 2018
ヤンゴンのカマユー地区にあるコミュニティ施設の改修計画。周囲はオフィス街で、大学や日本語学校も多く、日本に興味のある若者と日本企業が気軽に集まれ、いつでも「第2の家」として日本を感じられる場所がコンセプト。
カフェエリアは櫛引仕上げなど日本建築の要素を取り入れ、身近に「和」を感じられる。小上がりの板の間は、仕切りをなくし色々なイベントを可能とすることで人々が集まり「輪」ができるように計画した。日本への留学や就職の準備をする人が利用するコワーキングスペース。語学教室、講演会、ギャラリーなどに利用可能な多目的スペースがあり、学生と日本企業のマッチングなど、日本文化の発信やコミュニティの拠点として多くの人に使われていくだろう。
タイプ |
コミュニティ施設 (カフェ & イベントスペース) |
敷地面積 |
130㎡ |
延床面積 |
350㎡ |
階数 |
地上3階+PH階 |
構造 |
RC造(改修) |
N-ESTATE
長野県, 軽井沢町, 2017年
軽井沢の豊かな森のなかの別荘。起伏に富んだ敷地に寄り添うように母屋と離れをそれぞれ分けて配置した。道路からのアプローチをゆったりと取り、散策できる配置は敷地の自然を立体的に楽しめる。森のなかで仲間と一緒に過ごす大切な時間を楽しめるように、建物と斜面、既存の樹木の間には大きなアウトドアリビングや露天風呂もある。欧米で風雪に晒された古材を外壁、内壁ともにふんだんに利用することで、周囲の自然と一体的となり、その場所でずっと建っているかのような佇まいとなった。
タイプ |
別荘 |
敷地面積 |
- |
延床面積 |
535.36㎡ |
階数 |
地上2階 |
構造 |
混構造(RC+木造) |
写真 |
三吉 史高 / 山本 育憲 |
Café No.10
茨城県, 阿見町, 2017年
LPGAのトーナメントも開催される名門コース、イーグルポイントゴルフクラブの10番ホールを望む休憩所・ボール小屋の建替計画。雄大なランドスケープの一部として、自然に馴染むようシンプルな木造の小屋とした。外壁や内壁の板材にはエイジングを施し、家具もアンティークなものを配置。早朝、ドライビングレンジで練習を終え、同伴競技者を待ちながらコーヒーが飲める気軽な空間。プレー前後の休憩でも立ち寄る事が可能で、コンペのアフターパーティの利用もでき、新しい感覚で時間を過ごせる社交の場として、ゴルフクラブのブランド価値が向上することを期待している。
タイプ |
ボール小屋、カフェ |
敷地面積 |
- |
延床面積 |
75.35㎡ |
階数 |
地上1階 |
構造 |
木造 |
LakesideServiced Apartments Project
ミャンマー連邦, ヤンゴン市, 2014年-
ヤンゴンを象徴するインヤ湖を西側に望む絶好のロケーションに建つサービスアパートメント計画。バルコニーの界壁に角度をつけて配置したことで、南西側に広がる湖の景観とヤンゴンを象徴するシュエダゴンパゴダへの眺望を確保しながら、西日の影響を低減させている。遠景からの景観配慮を意識し、湖の水面に立つ波形がキラキラと揺れて輝く様子をイメージさせる外観デザインとした。
タイプ |
サービスアパート |
敷地面積 |
2,066㎡ |
延床面積 |
27,504㎡ |
階数 |
地下1階、地上19階 |
構造 |
RC造 |
YAMA Hotel
ミャンマー連邦, ヤンゴン市, 2015年
ヤンゴンのダウンタウンにあるホテルのリノベーション計画。繊細なデザインによる日本的美意識をコンセプトにしたシンプルかつ、きめ細やかな設計の空間に、日系ホテル運営会社が提供する洗練されたオペレーションを組み合わせ、最高の品質とサービスの提供を実現させた。落ち着いた雰囲気をデザインしたロビーや共同ラウンジは、気軽に立ち寄ることができ、親しみのある空間になるように計画した。ドミトリータイプという低予算のホテルでありながら、家具から細部に収まりに至るまで詳細にデザインし、職人の手で丁寧に作り上げた空間には、お客様同士の交流や情報交換がしやすいような計画としている。
タイプ |
ドミトリー & ホテル |
敷地面積 |
125㎡ |
延床面積 |
850㎡ |
階数 |
地上8階+PH階 |
構造 |
RC造(改修) |
Sriracha Serviced Apartments Project
タイ王国, シラチャ市, 2015年-
日系企業の進出により日本人が多く住むタイ・シラチャに建つ、日本人向けサービスアパートメントの計画。季節の変化を感じられる豊かな中庭を配置し、風や雨などの自然要素を最大限感じることができる計画とした。住棟配置は風を呼び込むよう配慮し、住戸内には日本の民家にある土間空間のような「涼・間」を設けるなど、敷地全体に涼しい風が通り抜ける工夫をしている。クラブハウス棟にはレストラン、ジム、大浴場が完備されており、住人同士のコミュニケーションの場となることを期待したい。
タイプ |
サービスアパート |
敷地面積 |
5,756㎡ |
延床面積 |
19,352㎡ |
階数 |
地下1階、地上8階 |
構造 |
RC造 |
銀座のステーキ
東京都, 港区, 2015年
A5ランク和牛のリミットプライス(定額メニュー)を展開する「銀座のステーキ」に増席された個室である。目の前の鉄板が、最高品質のお肉と最高の技術でつくられる、特別な時間を楽しむための「舞台」ということをコンセプトとした。個室空間は鉄板に集中するようにデザインされ、お肉やワインを引き立てる色彩と材料でまとめた。海外からの来客を意識し、個室壁の表面は木目を浮き立たせた「うづくり仕上げ」とし、「むくり」をつけた木板が波のように反復している。日本がもつ素材と技術の質の高さをステーキとともに建築でもアピールしている。
銀座の蕎麦屋
東京都, 港区, 2014年
銀座本来の伝統のなかに革新をつむぎ出し、発信していくという意欲的な飲食店の演出プロジェクトである。蕎麦を食べる場所には、「大衆らしさ」という表現が欠かせないと判断し、「均一でシンプル」でありながら「多様なコラボレーション」にも柔軟に対応できる、ということをデザインコンセプトとした。それは、そもそも蕎麦を楽しむという文化に込められた面白みや遊びと同じ本質を持っている建築を作ることで、蕎麦を引き立てる建築を実現した。
Golf Club Condominium Project
ミャンマー連邦, ヤンゴン市, 2013年
ゴルフコースのショートコースを望むコンドミニアム計画。ヤンゴンのダウンタウンへの通勤範囲にありながら日常的にゴルフを楽しめるライフスタイルを提案した。コースへの風の影響を抑えるため、1階部分を基壇としてピロティとし、上層部に吹抜け状の風道を配置している。日射を防ぐ奥行きの深い庇で構成されたバルコニーを緩やかにカーブさせ、プレイヤーへの視線が集まらないよう工夫した。
タイプ |
コンドミニアム |
敷地面積 |
8,722㎡ |
延床面積 |
17,115㎡ |
階数 |
地下1階、地上8階 |
構造 |
RC造 |